新医療改革で格差社会は変わる?!―社会保険問題1
4月6日、国務院は「中共中央国务院关于深化医药卫生体制改革的意见(中国共産党中央国務院の医薬衛生改革深化に関する意見」を発表しました。サーチナで日本語の概要が読めます。
中国では教育、医療(社会保険)、住宅が庶民の悩みと言われています。中国政府が目指す産業構造転換=輸出頼みの経済から内需主導型への転換のためには、社会福祉を充実させ庶民の金を消費へと向かわせる必要があると言われており、社会保険改革は数年前から改革案が取りざたされている懸案でした。
「意見」は2009年から2011年にかけて8500億元(約12兆3000億円)を投入し、市民サービスを向上させることをうたっています。こうした目玉の数字を打ち上げて期待感を高めるのは中国政府の得意とするところですが、果たして本当に期待が持てるプランなのでしょうか?
これから何回かに分けて、わたしが中国で見聞きした実例も紹介しつつ、この問題を考えてみたいと思います。
中国では教育、医療(社会保険)、住宅が庶民の悩みと言われています。中国政府が目指す産業構造転換=輸出頼みの経済から内需主導型への転換のためには、社会福祉を充実させ庶民の金を消費へと向かわせる必要があると言われており、社会保険改革は数年前から改革案が取りざたされている懸案でした。
「意見」は2009年から2011年にかけて8500億元(約12兆3000億円)を投入し、市民サービスを向上させることをうたっています。こうした目玉の数字を打ち上げて期待感を高めるのは中国政府の得意とするところですが、果たして本当に期待が持てるプランなのでしょうか?
これから何回かに分けて、わたしが中国で見聞きした実例も紹介しつつ、この問題を考えてみたいと思います。