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安さにだまされるな!中国コピー携帯の秘密

最近、日本メディアでもニュースを目にすることが多くなった中国の山寨携帯。正規の企業登録、認可を受けていない“怪しい”会社による製品ですが、今や中国携帯市場の主力製品となっています。年1億台以上が生産され、海外にも輸出されているほど。

その背景となっているのが携帯電話の水平分業のトレンド。山寨携帯メーカーには従業員10人以下、マンションの一室で作っているような企業も多いようです。パーツさえ集めれば簡単に作れてしまうよう。日本も法的規制さえクリアできれば、自作パソコンならぬ自作携帯ブームが起きても不思議じゃないですね。

・北京市の携帯市場
山寨携帯

安いものなら新品でも3000円ちょっとで買えてしまう価格が山寨携帯最大の魅力。ところがその安さに落とし穴があったというのが今回ご紹介する記事です。今年8月に中国中央電視台(CCTV)の番組「経済と法」で、その安さの謎を解明する番組が流されました(こちらに文字起こしされた記事があります)。

一部の山寨携帯には「悪意のあるプログラム」が仕込まれており、勝手に携帯の有料情報サービスに登録してしまうというもの。サービスプロバイダーと山寨携帯メーカーは手を組んでおり、キックバックを受けることで収入を得ているそうです。勝手に有料サービスに加入させられても、メール1通当たり1元(約14円)とか月5元(約69円)とか一人当たりの支払額はたいしたことにはなりません。しかし塵も積もれば山となる、なかには月4~5億元(約55~69億円)を売り上げるサービスプロバイダーもいるそうです。

山寨携帯メーカー自体は連絡がつかない“怪しげ”な会社であっても、サービスプロバイダーは電話会社と契約している身元がはっきりとした会社のはず。なんで取り締まれないのか不思議でなりませんが、CCTV記者が電話会社に尋ねたところそのあたりはのらりくらりと交わされています。有料サービスは電話料金の一部として引き落とされ、電話会社にも手数料が入るだけにあまり取り締まる気がないのかもしれません。

生き馬の目を抜く中国市場でどのようにして“安さ”を実現するか。その秘密の一端がわかる面白いニュースでした。「安いものには裏がある」とはまさにこのこと。留学生などあまりお金がない日本人もついつい安いからと山寨携帯を買ってしまいそうですが、だまされないように気をつけないと結局損をしそうです。



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無謀?それとも英断?中国キャリアがiPhone500万台をお買い上げ

2009年8月12日、第一財経日報はアップル社と中国聯合通信のiPhone販売契約がほぼ固まったと報じました。なんと500万台を一気にお買い上げという無謀にも見える契約となるそうです。

中国は安価なコピーブランド携帯が出回る一方で、ハイエンドの海外携帯の人気も非常に高いものがあります。日本の携帯も人気で、盗難品も含め大量に中国に輸出されているとのうわさも。わたしの知り合いも「DoCoMo」のロゴが入った携帯を使っていました。メニュー画面なども日本語だったので、iモードも使えないし中国語メールも打てないしで不便じゃないのと聞いたところ、「デザインが格好いいから。どうせ通話しかしないしね」という答えでした。

さてさてそうした海外携帯のなかでも人気ナンバーワンはやはりiPhone。正式販売される前から100万台以上が輸入されたとも伝えられており、家電販売店には普通に並んでいたりすることも。とはいえ保証などを考えれば国内で買えるにこしたことはありません。というわけで、ずいぶん前からそろそろ販売されるとのうわさが流れていましたが、7月28日付レコードチャイナの記事「中国聯通、iPhoneの3年間独占販売権を獲得へ―中国メディア」にもあるようにようやく今度こそは販売されそうな見通しです。

これまで中国でiPhoneが販売されなかった理由はアップル社のビジネスモデルにあると伝えられています。というのはアップル社はこれまで各国の携帯キャリアを相手にたんに端末を販売するだけではなく、通信料収入からも一定比率を受け取る契約を結んできました。

当初、アップル社が交渉相手としたのは最大手の中国移動、しかし通信料収入の分配について合意できず物別れに終わりました。今回、市場2位の中国聯合通信との契約にこぎつけたのですが、驚くべきことにアップル社は通信料収入の分配をあきらめたと第一財経日報は報じています。

同紙が伝えた契約内容は端末500万台の一括買い上げ。1台あたりの価格は2000元(約2万8000円)で、計100億元(約1400億円)もの取引になるということ。一見するとアップル社が譲歩したようにも見えますが、端末製造コストは1台1000元(約1万4000円)程度。物流コストなどを差し引いても1台500元(約7000円)の利益は見込めるため、アップル社は25億元(約350億円)の売り上げが保証される“おいしい”取引とのことです。

確かに500万台もの在庫を抱えることを考えると、中国聯合通信にとってはリスクの高い冒険のようにも思えます。ただし中国聯合通信関係者は新たに500万人の3G携帯ユーザーが増えること、1人あたり月額400元(約5600円)というセット料金は通信料収入を現行の3~5倍に引き上げ利益率も40%増やすこと、業界トップの中国移動を追撃する材料になることとメリットをあげています。

中国で3G携帯が本格的にスタートしましたが、料金の高さもあり普及の速度はまだまだといったところ。確かに月400元(約5600円)もの料金を払える消費者がそうそういるとは思えません。また中国版iPhoneにはWi-Fiが搭載されないとの見方が強まっていることもあり(本ブログ7月13日付エントリー「出る出る詐欺のiPhone、ついに中国上陸か?!でも無線LANは使えません」参照)、この契約が事実ならば中国聯合通信にとってはかなり危うい賭けのようにも思えます。

たんにiPhoneが普及するか否かという問題だけではなく、中国3G携帯時代の行方を占うともいえるこの戦い、果たしてどのような結末になるのか、今後も注目です。


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1万円ちょいで高性能スマートファンが売っている?!グーグル携帯買うなら中国へ

8月6日付GIGAZINEの記事「スマートフォンが安価に?大手メーカーが低コストで製造できるスマートフォンを開発か 」で、大手メーカーがグーグルのAndroidOS携帯に参入、端末価格が安くなるのではとの記事を発表しています。

いやいやいや、もうそんなレベルじゃないっすよ、というのが今回の記事です。わたし愛用のグーグルショッピングサーチで検索してみると、なんと788元(約1万1000円)というバカ安価格のAndroid携帯・Sciphone Dreamが販売されています。本当にAndroidが載っているのかという一抹の不安はあるものの、以前お伝えしたiPhoneパクリ携帯・lphoneが777元(約1万800円)で販売されていることから考えてもあながち無理ではないかなとも。

Sciphone Dreamは通信速度が遅いGSM方式のみの対応ですが、日本でも使える3G対応版も2000元(約2万7900円)ちょっとで買えるもよう。一概に比較はできませんが、DoCoMoのグーグル携帯が6万円前後の価格であることを考えると、びっくりする安さではないでしょうか。AndroidOSは世界対応という利点があり、メニュー言語を多国語に切り替えることができる(はずです。触ったことがないので、又聞きですが。。。)ため、中国で安いAndroid携帯を買ってくるという技も十分にありえそうです(パケット定額が採用されるかなどの問題はあると思いますが)。

中国のパクリ携帯は従業員数人の小工房で作られているケースもあるそうで、今や携帯組立技術は完全に一般化しました。ネックはむしろソフトウェアにあったわけですが、Android携帯はこの問題を一気に解決してしまう可能性があります。それだけに中国のノンブランド携帯にとっては大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。

国内メーカーにとっては厳しい時代が到来しそうです。


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これが最強のiPhone版中国語辞書アプリ!便利で楽しい「金山詞覇」

iPhone3GSを1週間あまりがたちました。以前はiPod touchを使っていたのですが、処理速度が向上したことにより待たされる時間が減ったことは本当に素晴らしいと思います。ブラウジングとメールだけならiPhoneで十分ですね。

弱点はやはりバッテリーの持ち。できることが多いだけについつい使う時間も長くなり、バッテリーがみるみる減っていきます。外部バッテリーは必須、ですね。自分は「SANYO USB出力付きリチウムイオンバッテリー (専用高容量リチウムイオン電池使用) KBC-L2S KBC-L2S」を注文しました。一体型バッテリーもいいなとは思ったのですが、他の機器にも充電できる汎用性を優先してみました。

さて、iPhoneといえば、中国関連のお仕事でも便利だと感じます。中国語の読み書きがパーフェクトに出来ますし、無線LAN環境さえあればSKYPEで国際電話をかけられるのも魅力です(iPod touchだとSKYPEの音質に問題がありましたが、iPhone3GSにしてからはばっちりです)。

ただ、いい辞書がないんだよな、と残念に思っていたところ、素晴らしいアプリがありました!!!

キングソフトのiPhoneアプリ版金山詞覇が最高の出来です。しかも無料!もともとわたしはPC版金山詞覇の愛用者。異常なまでに詰め込まれた辞書の数々は翻訳者にとってはなにかと助けになります。

iPhoneアプリ版も
・180万語の中英辞典
・用例辞典
・Wikipediaライクな中文百科事典・愛詞覇漢語百科
を搭載と異常な充実ぶり。

また、基礎的な辞書機能が充実しているほか、おまけ機能も素晴らしい。天気予報、ナンバープレート検索、郵便番号検索、時刻表、為替レート、カレンダー、干支運勢占い、携帯電話番号検索、身分証番号検索と要るのかどうかよくわからないものまで入っています。

また楽しいのは、スタートページに表示されているホットワード表示。へーとうならされる単語も多く、ブログのネタに困らなくなりそうな予感です。実用的な辞書使用から、話題のニュースを調べることまでいろいろ使える金山詞覇。中国語が使えるiPhoneユーザーならばぜひぜひお試しください。

ちなみにキングソフトはiPhone版日本語辞書アプリ「キングソフト辞書」も発表していますが、こちらは一転して惨すぎる出来。和英機能しかない、しかも内容はすかすか。キングソフトのブランドイメージを激しく傷つける内容だと思うので、取り下げるか使えるソフトにするかどちらかにしたほうがいいんじゃないかと思います。

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インターネット小説創作大賞と電子ブック「漢王電子書」

「インターネット小説」というとまだまだなじみが少ない人が多いと思いますが、中国ではすでに一大ジャンルとなっているようです。その隆盛ぶりを象徴するかのようなイベントが発表されました。まずは24日付北京晨報の抄訳を。

2009年7月23日、北京市文学芸術界連合会と14もの大手サイトは、共同で「インターネット小説創作大賞」を創設すると発表した。1999年発表の痞子蔡『第一次親密接触』を起点として中国インターネット文学誕生10周年を記念したものだという。この間、『鬼吹風』など大ヒット作が生まれたのは記憶に新しいところだろう。現在、中国有名小説サイトに登録しているネット作家はなんと110万人にのぼり、作品数は280万種を超える。一日あたり1万2000章、5500万文字が生み出されているという。年収100万元(約1390万円)クラスの作家は10人、10万元(約140万円)クラスならば100人が存在し、一日あたりのアクセス数は4億ヒットを記録している。今人気の『我吃西紅柿』は1億ヒットを突破、およそ1000万元(約1億3900万円)もの価値を創出した。

新たに創設された「インターネット小説創作大賞」は大手サイトが協力した大規模なイベントとなる。7月23日より翌年1月23日まで作品が募集される。応募条件は8万字以上で、ジャンルは歴史、軍事、人文、武侠、恋愛のいずれかと指定されている。応募作品は1人(または1グループ)1作品まで。最終候補18作品には総額50万元(約700万円)の賞金が贈られる。大賞賞金は20万元(約280万円)。また受賞者は北京作家協会の契約作家となることが有望視されているほか、有力作品は出版社、映画会社に推薦されるという。

抄訳はここまで。

圧倒的な数のアマチュア作家群が存在すること、一部ではプロになった人も登場していることは注目すべき点かと思います。日本と中国との差異を考えた場合、中国にはネット上に海賊版小説が大量に存在しており、パソコンや携帯電話で読むことに違和感がない人が多い点が違うのではと思っています。そういう面から考えると、日本以上に早く電子出版が普及する可能性もあるのではないのでしょうか。

さて、ちょっと話が変わります。先日、上海の電脳ビルを訪問したのですが、「漢王電子書」という電子ブックリーダーがかなり大々的に宣伝されていました。実機を触ってきましたが、Eインクの画面はかなり精細で可読性は十分。ページの切り替えが遅い点が気になりましたが、十分に紙の対抗馬になりうると感じました。テキスト、HTML、PDFの表示が可能ということで、インターネット小説や海賊版を取り込んでおけば、驚くべき量のコンテンツが用意できそうです。

・「漢王電子書」の実機。Eインクで視野角が広く、文字がきわめて精細。
漢王電子書


電子ブックリーダーといえばアマゾンの「キンドル」が有名ですが、こちらは著作権保護がかけられています。海賊版コンテンツの消費や自分で作った資料の閲覧の手軽さで言えば漢王電子書」のほうが圧倒的に便利でしょう。

もちろん本を読むための道具に数万円を支払う人がどれだけいるのか、という問題は残るわけですが、今後価格が安くなり使い勝手はもう少し改良されれば、紙の本を超えた利便性になるだろうと感じました。


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