保護者は大喜び?!中国政府、PCに検閲ソフト搭載義務づけ
6月9日付のレコードチャイナは、中国工業情報化部は国内で販売されるパソコンにフィルタリングソフトの搭載を義務付けたことを報じました。
レコードチャイナは「当局はこのソフトの導入を通じてポルノサイトなどへの管理を強めると同時に、反体制的な内容に対する監視も強化するものとみられる」とコメントしていますが、中国工業情報化部の発表でもポルノサイトとともに「不良サイト」の制限もうたっており、検閲として利用されることはまず疑いのないところでしょう。
今回導入が義務づけられたフィルタリングソフトの名前は「緑垻―花季護航」。画像のチェックを行う「緑垻」と文章のチェックを行う「花季護航」の二つのソフトから成り立っています。百度百科によると、2008年1月にフィルタリングソフトの公開募集が行われ、その後の選抜を経て同ソフトの採用が決まったといいます。その機能は以下のとおり。
1・自動認識による画像ブロック
2・言語分析:ウェブサイト及びPC上の文字をリアルタイムにチェックする
3・ネット接続時間の制限
4・内容選択:ブロックが必要な不良情報を追加、あるいは削除可能。
5・ブラックリスト、許可リスト、キーワードの追加
6・アプリケーションの起動制限:チャットソフト、ネットゲームなどの起動を制限
7・デスクトップ監視:定期的にデスクトップ画面を保存
8・使用記録監視:保護者は子どものインターネット接続記録、保存されたデスクトップ画像を閲覧可能。
9・優良サイトの推薦:子どもを健康的なウェブサイトへと誘導する
10・パスワード設置:同ソフトのアンインストールを防ぐために保護者、または管理者はパスワードの設置が可能。
ローカルの文字検閲、さらには定期的なデスクトップ画面の保存というのは悲鳴が上がりそうな機能ですね。アダルトサイト以外でも顔から火が出るような状況はいくらでもありそうです。
このフィルタリングソフト導入義務づけですが、中国の保護者から歓迎されるうまいやり方だと感じます。というのも「これからの時代はコンピューターだ」ということで、収入が少ない家庭でも無理してPCを子どもに買い与えているケースは多いですが、当然のように子どもはゲームやネットに夢中になっているケースが多いわけです。今やネット中毒は社会問題化し、「精神の麻薬」と批判されているほど。保護者にとって頭が痛い問題だけにフィルタリングソフトの導入を喜ぶ人も多そうです。
ちなみに10日付の人民日報によると、同ソフトの利用は強制ではなくアンインストールも可能だということ。また中国で主流のショップブランドPC(パーツを選んで組み立ててもらう。無料で海賊版ウインドウズのインストールサービスあり)にもインストールはされないでしょう。
そう考えると、一番影響が大きいのはネットカフェかもしれません。デスクトップ画面が定期的に保存されて、ネットショップの店員がにやにや見ているかと思うとちょっと勘弁して欲しいなと。
さて今回の発表に関する中国メディアの反応ですが、当然ながら検閲問題にはまったく触れていません。ただ問題としてあげられているのが経費の不透明性。ソフト無料配布にあたっては、中国政府がソフトメーカーに4000万元(約5億6000万円)を支払いソフトの使用権1年間分を買い上げるという方式が取られていますが、ソフトメーカーの選抜は公平であったのか?4000万元という金額はどのように算出されたのか?といったことが問題となっています。

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投票よろしくお願いいたします。
レコードチャイナは「当局はこのソフトの導入を通じてポルノサイトなどへの管理を強めると同時に、反体制的な内容に対する監視も強化するものとみられる」とコメントしていますが、中国工業情報化部の発表でもポルノサイトとともに「不良サイト」の制限もうたっており、検閲として利用されることはまず疑いのないところでしょう。
今回導入が義務づけられたフィルタリングソフトの名前は「緑垻―花季護航」。画像のチェックを行う「緑垻」と文章のチェックを行う「花季護航」の二つのソフトから成り立っています。百度百科によると、2008年1月にフィルタリングソフトの公開募集が行われ、その後の選抜を経て同ソフトの採用が決まったといいます。その機能は以下のとおり。
1・自動認識による画像ブロック
2・言語分析:ウェブサイト及びPC上の文字をリアルタイムにチェックする
3・ネット接続時間の制限
4・内容選択:ブロックが必要な不良情報を追加、あるいは削除可能。
5・ブラックリスト、許可リスト、キーワードの追加
6・アプリケーションの起動制限:チャットソフト、ネットゲームなどの起動を制限
7・デスクトップ監視:定期的にデスクトップ画面を保存
8・使用記録監視:保護者は子どものインターネット接続記録、保存されたデスクトップ画像を閲覧可能。
9・優良サイトの推薦:子どもを健康的なウェブサイトへと誘導する
10・パスワード設置:同ソフトのアンインストールを防ぐために保護者、または管理者はパスワードの設置が可能。
ローカルの文字検閲、さらには定期的なデスクトップ画面の保存というのは悲鳴が上がりそうな機能ですね。アダルトサイト以外でも顔から火が出るような状況はいくらでもありそうです。
このフィルタリングソフト導入義務づけですが、中国の保護者から歓迎されるうまいやり方だと感じます。というのも「これからの時代はコンピューターだ」ということで、収入が少ない家庭でも無理してPCを子どもに買い与えているケースは多いですが、当然のように子どもはゲームやネットに夢中になっているケースが多いわけです。今やネット中毒は社会問題化し、「精神の麻薬」と批判されているほど。保護者にとって頭が痛い問題だけにフィルタリングソフトの導入を喜ぶ人も多そうです。
ちなみに10日付の人民日報によると、同ソフトの利用は強制ではなくアンインストールも可能だということ。また中国で主流のショップブランドPC(パーツを選んで組み立ててもらう。無料で海賊版ウインドウズのインストールサービスあり)にもインストールはされないでしょう。
そう考えると、一番影響が大きいのはネットカフェかもしれません。デスクトップ画面が定期的に保存されて、ネットショップの店員がにやにや見ているかと思うとちょっと勘弁して欲しいなと。
さて今回の発表に関する中国メディアの反応ですが、当然ながら検閲問題にはまったく触れていません。ただ問題としてあげられているのが経費の不透明性。ソフト無料配布にあたっては、中国政府がソフトメーカーに4000万元(約5億6000万円)を支払いソフトの使用権1年間分を買い上げるという方式が取られていますが、ソフトメーカーの選抜は公平であったのか?4000万元という金額はどのように算出されたのか?といったことが問題となっています。


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パクリゲーム・聖闘士ONLINEがまもなくオープンベータ開始
聖闘士ONLINEの宣伝広告
以前、レコードチャイナが取り上げていた、漫画「聖闘士星矢」をパクった中国のオンラインRPG「聖闘士ONLINE」ですが、6月20日よりオープンベータテストに移行するそうです。ギガジンでも同ゲームに関する記事がありました。
ある中国人はブログに「聖闘士ONLINEは2009年、中国で最も「山寨」(パクリ)なゲームだ」と激賞(?!)、クローズドベータテストの段階で、80年代生まれ、90年代生まれのユーザーを引きつけているとコメントしています。
もっとも「聖闘士ONLINE」と名乗りつつも、ストーリーは一応オリジナルのよう。
ゲーム背景のさわりを翻訳すると以下のとおり。
宇宙、天地がいまだ形を定めぬ時、暗黒が無限大の混沌を覆っていた。そこから万物と「神々の意志(ビッグウィル、ナインセンシズとも)」が誕生した。ビッグバンの後、「神々の意志」のかけらは爆発の力を借りて宇宙全体へと散らばったのであった。(中略)
「神々の意志」を擁する惑星の一つ、地球。この地に大地、空、海が生まれ、後に声明が誕生した。生まれ落ちたばかりの声明は「神々の意志」に従い進化を続けた。まもなく人類が誕生する。もしコスモが第七感であり、その高次のものが第八感であるというならば、「神々の意志」はそれらをはるかに超えた超感覚と言える。「神々の意志」を悟ったもの、その者はすなわち神となろう。地球の人口が増えるに従い、ついに覚醒者が現れた。それがゼウス、ハーデス、そして混沌天神(盤古)の3人であった。(後略)
というお話。その後、紆余曲折があって三つの陣営が戦うゲーム世界になるということ。ゴールドクロスは聖闘士特有のアイテムではなく、ゴッドクロスとともに三陣営共通のアイテムになるようです。なぜ盤古を登場させなければならなかったのか、という点が気になりますが、聖闘士が西洋世界、ハーデスの冥闘士が死後の世界、そして盤古の龍闘士が東洋世界を代表するということで、どうにかして「中国らしさ」を入れたかった、ということのようです。
オープンベータの開始を目前に控え、中国ではそれなりの宣伝が実施されているよう。ポータルサイト・捜狐は、中国語入力システム「捜狐輸入法」に「聖闘士ONLINE」のスキンを追加しました。どうでもいいことですが、中国ではIMEにこうした派手なスキンを採用することが結構流行っています。中国である会議に出席した時、前の席に座っていた女性がノートPCでメモをとっていたのですが、文字を入力している間中、画面にはライオンのキャラクターが踊っていて、めちゃくちゃ邪魔に感じたのですが…
捜狐輸入法の聖闘士ONLINEスキン

クライアントソフトはオフィシャルサイトからダウンロードできます。サイトを見たかぎりではアイテム課金方式で月額料金はいらないようなので興味がある人はどうでしょうか。
*おまけ
ブログ「聖闘士ONLINEのブログ」に「聖闘士ONLINEの十大美女プレイヤー大解明」という記事がありました。なんか全員、気合いが入ったメイクをしている今時の女性で、少し驚きです。。。
写真はリンク先を見ていただくとして、トップにあげられたプレイヤー「聖闘士・“橙。殤”」さんの紹介文を訳しておきます。
级数:112 レベル・112
星座:双子座 星座:双子座
生日:5月28日 誕生日:5月28日
私家武器:巨灵大斧 個人武器:巨霊大斧
击败玩家数:48个 倒したプレイヤーキャラクター数:48
所属家族:我很忙 所属ギルド:「わたしは忙しい」
最爱任务:死神的嘱托、赏金任务、爱神丘比特、跑环任务。 好きなミッション:死神の依頼、賞金任務、キューピッドの任務、旅行任務
游戏格言:别烦我,我很忙。 ゲームの格言:「邪魔しないで、忙しいの。」

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以前、レコードチャイナが取り上げていた、漫画「聖闘士星矢」をパクった中国のオンラインRPG「聖闘士ONLINE」ですが、6月20日よりオープンベータテストに移行するそうです。ギガジンでも同ゲームに関する記事がありました。
ある中国人はブログに「聖闘士ONLINEは2009年、中国で最も「山寨」(パクリ)なゲームだ」と激賞(?!)、クローズドベータテストの段階で、80年代生まれ、90年代生まれのユーザーを引きつけているとコメントしています。
もっとも「聖闘士ONLINE」と名乗りつつも、ストーリーは一応オリジナルのよう。
ゲーム背景のさわりを翻訳すると以下のとおり。
宇宙、天地がいまだ形を定めぬ時、暗黒が無限大の混沌を覆っていた。そこから万物と「神々の意志(ビッグウィル、ナインセンシズとも)」が誕生した。ビッグバンの後、「神々の意志」のかけらは爆発の力を借りて宇宙全体へと散らばったのであった。(中略)
「神々の意志」を擁する惑星の一つ、地球。この地に大地、空、海が生まれ、後に声明が誕生した。生まれ落ちたばかりの声明は「神々の意志」に従い進化を続けた。まもなく人類が誕生する。もしコスモが第七感であり、その高次のものが第八感であるというならば、「神々の意志」はそれらをはるかに超えた超感覚と言える。「神々の意志」を悟ったもの、その者はすなわち神となろう。地球の人口が増えるに従い、ついに覚醒者が現れた。それがゼウス、ハーデス、そして混沌天神(盤古)の3人であった。(後略)
というお話。その後、紆余曲折があって三つの陣営が戦うゲーム世界になるということ。ゴールドクロスは聖闘士特有のアイテムではなく、ゴッドクロスとともに三陣営共通のアイテムになるようです。なぜ盤古を登場させなければならなかったのか、という点が気になりますが、聖闘士が西洋世界、ハーデスの冥闘士が死後の世界、そして盤古の龍闘士が東洋世界を代表するということで、どうにかして「中国らしさ」を入れたかった、ということのようです。
オープンベータの開始を目前に控え、中国ではそれなりの宣伝が実施されているよう。ポータルサイト・捜狐は、中国語入力システム「捜狐輸入法」に「聖闘士ONLINE」のスキンを追加しました。どうでもいいことですが、中国ではIMEにこうした派手なスキンを採用することが結構流行っています。中国である会議に出席した時、前の席に座っていた女性がノートPCでメモをとっていたのですが、文字を入力している間中、画面にはライオンのキャラクターが踊っていて、めちゃくちゃ邪魔に感じたのですが…
捜狐輸入法の聖闘士ONLINEスキン

クライアントソフトはオフィシャルサイトからダウンロードできます。サイトを見たかぎりではアイテム課金方式で月額料金はいらないようなので興味がある人はどうでしょうか。
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ブログ「聖闘士ONLINEのブログ」に「聖闘士ONLINEの十大美女プレイヤー大解明」という記事がありました。なんか全員、気合いが入ったメイクをしている今時の女性で、少し驚きです。。。
写真はリンク先を見ていただくとして、トップにあげられたプレイヤー「聖闘士・“橙。殤”」さんの紹介文を訳しておきます。
级数:112 レベル・112
星座:双子座 星座:双子座
生日:5月28日 誕生日:5月28日
私家武器:巨灵大斧 個人武器:巨霊大斧
击败玩家数:48个 倒したプレイヤーキャラクター数:48
所属家族:我很忙 所属ギルド:「わたしは忙しい」
最爱任务:死神的嘱托、赏金任务、爱神丘比特、跑环任务。 好きなミッション:死神の依頼、賞金任務、キューピッドの任務、旅行任務
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日本版も欲しいグーグルの新サービス!「ショッピングサーチ」が超便利
中国ではグーグルと百度の検索サイト戦争が続いていることは以前にもお伝えしたとおり。当初、グーグルは世界で同様のサービスを展開することにこだわっていたようですが、それでは中国市場の成功はおぼつかないと判断、元マイクロソフト世界副総裁の李開復氏を引き抜き、中国での独自サービス展開を強化しています。その目玉ともいえる音楽検索については以前、ご紹介しました。
そのグーグル中国からまたまた面白いサービスが登場しています。
名前は「購物検索(ショッピングサーチ)」。商品名を入力すると複数のネットショップを横断して検索、値段を比較できるというサービスです。例えば「iPhone3G」で検索するとこんな感じに。どこのショップが安いか、一目瞭然です。
これまでアリババや淘宝、騰訊など大手ネットショッピングモールを回っていた手間が大幅に省けてしまう素晴らしさ。今、中国ではネットショッピングが伸びに伸びていますが、グーグルの新サービスは不可欠のツールとなりそうです。

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ソニーの新型機「PSP go」、早くもデザインで酷評=成功の鍵は「海賊版対応」?!
ソニーの携帯ゲーム機「PSP」の新作が発表されました。その名も「PSP go」。日本のみならず世界中から高い注目を集めています。もちろん中国も例外ではありません。それというのも、「ニンテンドーDS」が幅を利かせる日本と異なり、中国では圧倒的なPSPの天下となっているためです。
なぜ中国ではPSPの人気が高いのか?一つには華麗なグラフィックが受けたということがあげられますが、それ以上に人気の秘密となっているが海賊版ソフトの使いやすさ。中国では違法ダウンロードソフトが遊べるよう改造されたPSPが販売されているほか、改造するサービスも各地にあります。
ゲームだけではなく、携帯動画プレーヤーとしても人気。以前見かけた海賊版DVDソフトは「エンコード不要!ドラッグ&ドロップするだけで簡単にPSPで動画が見られる」とうたっていたほどです。ゲームも映画もソフト代がほぼ無料の海賊版天国・中国だけに、高画質の携帯ゲームプレーヤー・PSPのありがたみは日本以上になるというわけです。
さて新たに発表された「PSP go」ですが、「デザインが悪い」と世界のネットユーザーからは不評なのだとか。中国でも不評のよう。「旧機種より画面が小さいPSPなんか要らない」「デザインで人気を集めてきたことを忘れてしまったの?」などとバッシングの嵐です。もっとも「違法ソフトで遊べるかどうかで売れ行きが決まるだろう」という、冷めた意見も。
海賊版の利用が犯罪であることは間違いないですが、そこにユーザーのニーズがあることも事実。アップルのiphone、iPod Touchはグレーな領域をうまく利用し、小額課金のコンテンツ供給システムをつくりあげることに成功しました。今からアップルの牙城に挑戦することは難しいでしょうが、ソニーも発想を切り替えてチャレンジして欲しいところ。
「PSP go」ではゲームソフトをダウンロード販売に限定することが発表されていますが、規制でがんじがらめにして高額のソフトを売ろうとするやりかたでは成功はおぼつかないように思います。世界で圧倒的な力を誇るソニーのブランド力やPSPの優れた性能を生かし、個人クリエイターのコンテンツなど規制が少ない動画やゲームソフトの配信、気軽に買える低価格コンテンツの充実が実現して欲しいと思います。
なぜ中国ではPSPの人気が高いのか?一つには華麗なグラフィックが受けたということがあげられますが、それ以上に人気の秘密となっているが海賊版ソフトの使いやすさ。中国では違法ダウンロードソフトが遊べるよう改造されたPSPが販売されているほか、改造するサービスも各地にあります。
ゲームだけではなく、携帯動画プレーヤーとしても人気。以前見かけた海賊版DVDソフトは「エンコード不要!ドラッグ&ドロップするだけで簡単にPSPで動画が見られる」とうたっていたほどです。ゲームも映画もソフト代がほぼ無料の海賊版天国・中国だけに、高画質の携帯ゲームプレーヤー・PSPのありがたみは日本以上になるというわけです。
さて新たに発表された「PSP go」ですが、「デザインが悪い」と世界のネットユーザーからは不評なのだとか。中国でも不評のよう。「旧機種より画面が小さいPSPなんか要らない」「デザインで人気を集めてきたことを忘れてしまったの?」などとバッシングの嵐です。もっとも「違法ソフトで遊べるかどうかで売れ行きが決まるだろう」という、冷めた意見も。
海賊版の利用が犯罪であることは間違いないですが、そこにユーザーのニーズがあることも事実。アップルのiphone、iPod Touchはグレーな領域をうまく利用し、小額課金のコンテンツ供給システムをつくりあげることに成功しました。今からアップルの牙城に挑戦することは難しいでしょうが、ソニーも発想を切り替えてチャレンジして欲しいところ。
「PSP go」ではゲームソフトをダウンロード販売に限定することが発表されていますが、規制でがんじがらめにして高額のソフトを売ろうとするやりかたでは成功はおぼつかないように思います。世界で圧倒的な力を誇るソニーのブランド力やPSPの優れた性能を生かし、個人クリエイターのコンテンツなど規制が少ない動画やゲームソフトの配信、気軽に買える低価格コンテンツの充実が実現して欲しいと思います。
噂のアンドロイド携帯が中国でも販売=激安スマートフォン登場に期待高まる
ドコモがグーグル社製のOS「アンドロイド」を搭載したスマートフォン「HT-03A」の今夏発売を発表、注目を集めています。
中国でも6月に同機種を販売することが発表されました。発表したのは携帯キャリア・中国移動ですが、中国聯通、中国電信と全キャリアから発売される見込み。定価は5000元(約6万9300円)。日本で一括購入した場合は5万円台とのことなので随分高めの設定。割引販売されることを見込んでか、それとも中国の金持ちなら高くても買うとの判断なのでしょうか。簡単に言語設定が変更可能であれば、中国人による買い占めなんて事態もあるかもしれません。
アンドロイドで楽しみなのは中国のノンブランド機、いわゆる「山寨機」の動向。ハード的には大手ブランドに近づくレベルにまで向上した「山寨機」ですが、いかんせんOSは貧弱なのは否めなかったところ。アンドロイド採用でこの弱点が一気に解消されることになります。すでにアンドロイド搭載機も発売されているようですが、この動きが加速して激安アンドロイド携帯が氾濫するようになれば面白いのですが。
中国でも6月に同機種を販売することが発表されました。発表したのは携帯キャリア・中国移動ですが、中国聯通、中国電信と全キャリアから発売される見込み。定価は5000元(約6万9300円)。日本で一括購入した場合は5万円台とのことなので随分高めの設定。割引販売されることを見込んでか、それとも中国の金持ちなら高くても買うとの判断なのでしょうか。簡単に言語設定が変更可能であれば、中国人による買い占めなんて事態もあるかもしれません。
アンドロイドで楽しみなのは中国のノンブランド機、いわゆる「山寨機」の動向。ハード的には大手ブランドに近づくレベルにまで向上した「山寨機」ですが、いかんせんOSは貧弱なのは否めなかったところ。アンドロイド採用でこの弱点が一気に解消されることになります。すでにアンドロイド搭載機も発売されているようですが、この動きが加速して激安アンドロイド携帯が氾濫するようになれば面白いのですが。