出勤しなくても皆勤賞に?!最新技術の盲点狙う「便利グッズ」が大人気
出勤しなくても皆勤賞に?!最新技術の盲点狙う「便利グッズ」が大人気―中国
近年、中国ではタイムカードの代わりに指紋認証システムを導入する企業が増えている。同僚にタイムカードを押してもらうというずるが使えないのが売りだ。しかし、どんな方法にも抜け道は必ずあるもの。なんと自分の指紋をプリントした指紋複製キャップを渡しておけば、「代返」が可能になるという。
今やネットではあちらこちらで指紋複製キャップの広告を見かけるようになった。「出勤しなくても皆勤賞」などと魅惑的なキャッチコピーが並ぶ。キャップを作るメーカーに話を聞くと、シリコンで作られており、お値段は1個100元(約1340円)。100%の確率で機械をごまかせると豪語している。指紋情報を記録し郵送すれば、完成品が返送される仕組みだ。
ネットユーザーの間でも指紋複製キャップは話題となっている。厳格過ぎる出勤管理に対して、人間的な解決手段をもたらすいい方法だと賛同する意見も多い。一方でメーカーに指紋情報を与えるため、プライバシー流出を恐れる意見もあった。
ある専門家は、今後、金融や社会保険などの分野で指紋認証技術が用いられるようになれば、「指紋複製キャップ」の被害は計り知れないとして、政府関係機関は十分に配慮する必要があるとコメントした。(翻訳・編集/KT)
外見はこんな感じ。事務用品の指サックに似てますね。


「こんな手段を使ってまで遅刻したいのか?!」とツッコむ前に気になるのが、「指紋認証出勤システムってそんなに導入されているの?」って点。百度で「指紋」でググってみると(バイドゥる?)、確かに広告がずらり。
つまり、遅刻社員と経営者のバトルは古代から続き、業を煮やして代返不可能な新システムを導入したということなんでしょうか。「無遅刻皆勤でボーナス」「遅刻で罰金」みたいな制度を導入している会社も多いですしね。「人性化」(人間的)ではない出勤システムに不満を持っている人が多いゆえに、「指紋複製キャップもありなんじゃね」という反応が多いのでしょう。


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日本の右翼政治家の娘3人を暴行した民族英雄=7年前の釣りネタに喜ぶ中国ネットユーザー
原田横久家の強姦事件
中国人男性、原田横久の3人の娘を強姦し、逃亡
日本右翼系新聞社総裁の原田横久の自宅で強姦事件が発生した。媚薬で娘3人を昏倒させた後、強姦したというもの。原田への報復が目的で、壁には「血の借りは血で返す」と日本語で書かれていた。
6日午後6時、カーテン修理業者に身を扮した中国人男性が日本右翼政党の主要メンバーにして、右翼系新聞社総裁の原田横久宅に侵入した。媚薬で原田の娘3人を昏倒させた後、強姦に及んだが、その時間はなんと2時間にも及んだという。午後8時20分、男は逃亡。壁には「血の借りは血で返す」という日本語のメッセージが残されていた。
警察の調べによると、容疑者は宋士昊。四川省出身で、神戸大学の留学生だった。被害者の日本人女性の身元は現時点では判明していない。警視庁は宋を指名手配した。また報道によると、知らせを聞いた原田は心臓病の発作を起こし入院。危篤状態にある。原田は日本右翼団体の腫瘍メンバーで、公開の場で何度も南京大虐殺を否定し釣魚島(尖閣諸島)は日本領土だと公言していたことで知られる。また極右の反中活動を扇動、資金援助していたという。日本警察は原田のこうした行動が犯行の動機になったと見て調べている。
この事件において唯一の被害者は3人の女性だろう。無辜の被害者であり、いけにえの羊となった。私は個々の日本人に何の意見もない。(被害者は)たんに右翼政党主要メンバーの娘だっただけだ。ただ戦争は残酷であり、犠牲は避けられない。彼女たちがふさわしくない時期にふさわしくない場所で生まれてしまったこと、そして何よりふさわしくない人と知り合ってしまったことが問題だったのだ。ただ残念というしかない。最後にこの中国人男性が再びその逃亡能力を発揮して、逃げおおせることを希望する。
この書き込みを見ての総括は次のとおり。
1・この中国人男性は変装が得意だ。
2・媚薬を使うのがうまい。
3・性的な能力がすごい。2時間も持つなんて。
4・逃亡する能力がすごい。
5・「殺人者武松」の伝統と民族の大義を守っている。
6・本当にかしこい。気持ち良くなりながら戦う方法を見つけるなんて。
7・原田を病院送りにするとは、敵に打撃を与えることに成功している。
最後の箇条書きはこの掲示板に転載した人のもののようですし、他の転載記事も微妙に違っていたりするもよう。犯行日時が16日になっているものも多かったようです。
で、察しのいい人ならばここまで読むとおわかりかもしれませんが、記事はまったくのウソ。
なんと2003年の亜州時報に「中国人、ネットでの反日自慰」という記事があり、まったくのでたらめで登場人物も全て虚構の存在だと指摘されています。なんで7年も前のネタが今、また話題になっているのかはさっぱり分かりません。なにか日中関係で盛り上がるようなネタありましたっけ?
比較的コメントが多かったこの転載記事を見ると、「10年前のネタだろ」とツッコミを入れている人もいますが、「よくやった!」「民族英雄だな」「男だぜ。これぞ中国人」といった称賛の声も多数。どっとと疲れが……。
私もアウトローヒーローは好きですが、この「宋士昊」のキャラ設定はいかがなものか、と。媚薬を使いこなし、2時間もエッチできる性的能力の強さが売りというのは、エロ小説にありそうな設定ですが、それで「民族の義憤をはらしたぜ、わーい」と喜ぶ姿にコンプレックスが透けて見えます。どうせ釣りネタなんだから、娘3人と本当の愛が芽生えてしまったというドラマを用意するとか、はたまたストレートに青竜刀片手に正面から殴り込みという筋書きにするとか、もう少しなんとかならなかったんでしょうか。


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「西洋崇拝」に批判、外国人を露骨にひいきする中国のホテル
ホテルのレストランに行ったら満席。でも米国のグリーンカード見せたら、いきなり席に通されたよ!外国人を優遇しすぎ!自国民差別じゃね? という話。
外国人優遇についてはさもありなんと思うのだが、面白いのは主人公・沈さんの行動。
「グリーンカード見せたらどうにかなるかも」という発想を持ちつつ、実際に成功したら「外国人優遇、自国民差別だ!」と激怒。エピソードを新聞社に売り込み。問題があると思うのなら、その場でホテルの人に言えよ。自分だけいい目を見てからお小言って。援助交際で「こんなことしていちゃいけない」と説教するおっさんのよう。
ちなみに自分は外国人だからと得をしたことがないような気がする。ぎりぎりで電車に乗ろうとした時、ホームに通じる扉が閉められていて、「外国人なの。許して」と頼み込んだことはあったけど。にべも無く断られたけど。


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<上海万博>初っぱなから大ごけ=入場客数は予想の半数以下
参加国と会場面積はまあすでに達成しているのですが、入場客数7000万人見込みはこれからのお仕事。達成確実と言われているようですが、いきなり出だしでつまずいてしまいました。
指定日三天迎客56万 世博会做好应对普通日运行准备_新闻中心_新浪网
時事ドットコム:出足低調、予約券争い過熱=暑さ対策も課題に-上海万博
公式発表の入場者数は、1日が20万7700人、2日が22万5600人、3日は12万9600人(午後7時半現在)まで減少。史上最多の7000万人達成に必要な1日平均38万人には遠く及ばない。
1日からの3日間は中国の長期休暇・黄金週間。入場客が集中すると予想されていたので、「指定日チケット」がないと入場できない特別期間だったのですが、予定の半分以下という惨敗ぶり。ちなみに残る指定日は10月1日からの長期休暇期間1週間と閉幕前1週間だそうです。
目標達成に早くも黄信号ですが、いざとなれば大量動員がかかるのかもしれません。
思い出されるのが、私が中国に住んでいた1999年のこと。雲南省昆明市で花博が開催されたのですが、中国人の友人が見に行きました。遠く離れた湖南省長沙市からバスツアーで。中国の悪名高き寝台バス(リクライニングシートではなくベッド。移動中ずっと寝ることを強要されるコールドスリープ状態)で片道数十時間、で1日花博見て帰途へ。0泊4日ぐらいかな。
まあ、いざとなればこういう技を駆使して、目標人数達成するんでしょうねぇ。恐ろしや。まー、それはそれとして、普通の入場客が想定を下回れば、ホテル価格も下がるでしょうし、パビリオンにも入りやすいだろうし、行きやすくなるのかな。6月か7月ぐらいに行きたいとは思っています。


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福州市のタクシーストライキを読む=改革開放の混乱で甘い汁を吸ったのは誰?
警察の取り締まりが厳しすぎる?!不満のタクシー運転手がストライキ―福建省福州市
中国のタクシー運転手は運転荒い人が多いから警察もやる気を出したのかな、ぐらいにしか思わなかったところ、出た続報が面白い。
<続報>タクシーストライキの扇動者を摘発へ=下請けいじめの業界構造が背景に―福建省福州市
タクシー運転手が不満を持つ業界の構造的問題もある。中国ではタクシーの台数が厳しく制限されており、営業権は高額で取引される。福州市のタクシー 3745台のうち、個人が営業権を所有しているものが2000台余り(タクシー会社に所属している形式をとるものの、営業権は個人に帰属している)。タクシー企業が権利を持つ車は半数に満たない。
営業権を取得している個人は自分で運転するケースもあるが、さらに下請けの運転手を雇うケースも多い。ストライキ参加者の多くは、こうした下請けの運転手だったもようだ。下請けの場合、売り上げから営業権所有者とタクシー会社に利用料を支払った残りが収入となる。ガソリン価格の上昇分や罰金の支払いはすべて下請け運転手の負担となることで、不満をもったと見られる。
実は2008年末にも重慶市を筆頭に各地でタクシー運転手のストライキが起きたが、同様の業界構造が背景になった。つまり、江戸時代の株仲間と同様で、新規参入を徹底的に排除する仕組みがあるため、改革開放のどさくさにまぎれて「タクシー営業権」を獲得した目端が利く奴、政府にコネがあった奴の既得権益が今まで温存されているという仕組みだ。
「下海」(官僚が民間企業経営者に転身すること)なんていう流行語もあったが、大成功した企業経営者だけではなく、タクシー1台分の営業権でこじんまりと甘い汁を吸っている人間がいるというのが盲点で興味深かった。中国といえば野放図な競争社会というイメージがあるが、近年はむしろきっちりとした制度を作るという名目で官僚化、規制強化の嵐が吹き荒れている印象だ。そうした中で、「タクシー営業権」のような既得権益は保護されていく傾向にあるのではないか。
最近読んだ『中国新声代(集広舎)
「世界一の共産主義国」日本は今、官僚的規制であっぷあっぷしているわけだが、中国が官僚化の苦しみまでキャッチアップする日もいずれ来るのではないだろうか。


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