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「中国ネット市場」という巨大なパイ=分け前目指すバトルは「決済サービス」に飛び火

ヤフーとアリババの日中ネットショッピングプラットフォーム「淘日本」「Yahoo! JAPANチャイナモール」がスタートしましたが、急成長を続ける中国ネットショッピング市場をめぐる動きはこれだけではありません。

ここ数日で一気に注目を集めているのが、ショッピングの決済業務。

クレジットカード世界最大手のビザは、同社と中国銀聯のジョイントカードを用いた国際取引では、銀聯の決済システムを使用しないよう求める通達を銀行に出した。
通達の背景にはカード各社が中国に不満を募らせている事情がある。国内取引では独占的立場にある銀聯のカード決済を義務づけておきながら、銀聯自体は積極的な海外展開を行っているためだ。
米ビザ、中国銀聯と決済巡り対立 銀行に排除通達



【超要約】中国の中央銀行・中国人民銀行が複数の銀行のネット口座を統合する「スーパーネットバンク」を構想中。今夏にもサービス開始の予定。すでに産業として確立している第三者支払機関にどの程度の影響を与えるかが注目される。
南方周末 - 超级网银逐杀支付宝,一场虚惊?(南方週末―スーパーネットバンクが支付宝を殺す?それともたんなる騒ぎで終わるのか?)



「中国のネット通販市場は昨年2483億元(約3兆4000億円)に達し、13年にはその4倍に拡大するとの試算もある。(ネット通販:中国に期待 提携通じ熱い戦い ヤフー・アリババ/楽天・百度 - 毎日jp(毎日新聞))」という盛り上がりっぷりなので、その肝とも言える決済サービスをめぐる争いなのでしょう。Visaは中国本土の業務に1枚咬ませろよと圧力をかけ、スーパーネットバンク構想は「このおいしい話をネット企業だけに奪わせるわけにはいかない」という焦りを感じさせます。

私の中国人の友達も、パソコンとかネットとか全然詳しくないやつが、ばんばんネットでお買い物していたりしていて、「あー、これがキャズムを超えたってやつなのね」と驚くばかり。まだまだ伸びる市場なので、これからもいろいろ脂っこい話題が出そうで楽しみにしています。

と考えると、気になるのがグーグルの中国撤退。香港からサービスは継続していますが、プレゼンスの低下は否めないところ。ネットショッピング市場、ひいては検索市場もまだまだばんばん伸びるぜというタイミングでの撤退劇は、どう考えても「やっちゃった」という一言でしか形容できないように思います。


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