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<検閲ソフト>さらば、緑壩娘!あの萌えキャラが河蟹と共に消えた!

 フィルタリングソフト「緑壩-花季護航」(英語名は「グリーンダム-ユースエスコート)のプレインストール義務化に中国ネットユーザーは激しく反発したが、なかでも面白いのは「緑壩娘」という萌え擬人化キャラを創作したこと(緑壩娘に関するエントリー「インストール義務化の検閲ソフトに擬人化キャラが登場=盛り上がる日本的パロディ」「グリーンダム」問題に関するエントリーはこちらから)。

 萌え擬人化とは日本のオタク文化でさまざまな対象を「萌えキャラクター化」することを指す。「ビスタたん」などマイクロソフト社のOS・ウインドウズを擬人化したものなどが有名。国を擬人化した漫画「ヘタリア」はアニメ化され人気となった。

 今回のグリーンダム問題で中国ネットユーザーはフィルタリングソフトを擬人化、「緑壩娘」というキャラクターを作り上げた。このキャラクターは瞬く間に人気を集め、多数のイラストがアップされたほか、歌なども作られるなどさまざまな展開を見せている。7月1日付のブログ「中国リアルIT事情」によると、緑壩娘を主人公にした同人ゲームまで作成されたという。

 ところが7月1日、中国の大手検索サイト・百度やグーグル中国で検索しても「検索結果はおそらく関連する法律・法規、政策内容に合っていません」と表示されるだけで、一切の検索結果が表示できない状態となっている(百度グーグル)。2日10時時点ではYahoo!中国、マイクロソフト社のbingでは表示されている。

・検閲前の百度イメージ検索の結果
緑Ba娘2

 中国のネット掲示板では「緑壩娘が河蟹されてしまった。。。」(河蟹は和諧と同音。和諧は調和を意味する胡錦濤政権のスローガン)「あまりいいやり方とは思えない。きっとすごい反響があるだろう。」「百度百科でも項目作成が認められなかった」「うちの政府はまったく。このままじゃ中国アニメが世界を席巻する日を見ることはなさそうだ」などと感想を寄せている。

 主管部門である工業情報化部は6月30日、搭載義務化の前日になって実質的な導入延期を発表した(本ブログの関連記事)。一方で海外からの反発に強い不快感を示している。環球時報などの官製メディアでは「フィルタリングソフトのインストールは国際的な慣例」「グリーンダムは中国批判の新たな口実に使われている」など反発する姿勢を示している。

 突然の発表と大騒ぎになった末の撤回(正確には一時延期)は今春の「IT製品ソースコード強制開示」問題とほぼ同様の経緯をたどっている。主管部門はいずれも工業情報化部だが、導入失敗の原因はいずれも海外の強い反発を読み切れなかったことにある。さまざまな意味で中国への注目が高まるなか、国際的な合意を取り付けられるような舵取りを再考する必要があるのではないだろうか?

 
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テーマ : 海外ニュース
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■検閲ソフトに反対 1万人ネット署名 中国―この数値感覚は?

こんにちは。中国の検閲ソフトとんでもないです。絶対にやめるべきです。しかし、そんなことは当たり前のことで、他のブログなどでも多数紹介されていることなので、特に私のブログではとりあげませんでした。しかし、最近1万人以上にものぼるネット署名をみていて、あることに気づきました。これらのネット署名をする人たちは、中国の中ではかなりの情報通の部類に入ると思います。しかし、この人たちが、検閲ソフトを導入するのに必要な日本円にして5億円程度の資金を貧困層を救うのにまわせと署名しているところが気になりました。日本国内でも、5億円だとたいしたことはできません。これが、中国なら日本の人口の 10倍もあります。そんなところで、5億円では焼け石に水です。私は、この中国人情報通の数値の見方から、私のブログではおそらく、中国富裕層ビジネスは早い時期にいきずまること、また日本の産業界が中国の内需をあてにすることはできないことを推測してみました。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

No title

はじめまして
レコチャがらみで、よく拝見させてもらっています

確かに中国の検索規制はひどいですね
でも绿[土覇]娘のフルネームでは規制に引っかかりますが、
緑△娘(三角はスペース)で検索すると、普通に出ますね
思いっきりザルな百度でした
(アダルト関係でもキーワード工夫すれば出てきますし)

乱文失礼しました。これからも記事楽しみにさせていただきます

No title

>yutakarlsonさん
 こんにちは。中国ではフィルタリングソフトの国家買い上げ費用4000万元が不透明であるということが注目点となっているようです。10分の1の費用でも作れるはずじゃないかなどと批判されています。元々の予定では中国で販売される全パソコンにインストールされるはずだったわけで、わたしもyutakarlsonさんと同じく4000万元なら安いものじゃないのとも思います。
 表だって検閲批判ができないので金にけちをつけていたと想像していたのですが、ネット署名の批判ポイントになっていると案外金額も重要だったのかもしれませんね。サイトを見て勉強させていただきました。

>傍観者さん
 たしかにお粗末な規制ですよね。相当大慌てだったのだと思います。というのもほかの「政治的に敏感な言葉」の場合、検索しても一応検索結果は返される、ただし危なげなサイトは削除されているという形式です。「绿[土覇]娘」は一件もヒットしないという完全抹殺状態で、きわめて異例なことのように思います(他にもこういう検索ワードはありますかね?)。
 「なんでこんなに慌てなきゃいけないの?」というのは、今かなり気がかりになっているポイントです。
 
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