28歳のフレッシュ高学歴市長に論文盗作の過去が発覚―中国
先月21日、中国に28歳(中国で一般的に使われる数え年ならば29歳)という最年少の市長が誕生しました。湖北省宜城市の新市長となったのは周森鋒氏、名門・清華大学で修士号を取得したエリートです。(6月23日付レコードチャイナ)
フレッシュな政治家の登場に中国市民も拍手喝采で迎えたかと思えば真逆の対応。なにか裏があるに違いないとネットではすぐに調査が開始されました。検索サイト・グーグルには「グーグルサジェスト」という機能があり他のユーザーの検索履歴から関連するワードを提示してくれますが、当時は「周森鋒」と検索すると、「背景」「父母」と表示されネットユーザーが必死でどんなコネがあるか検索していたことがうかがえます。
とりあえずそういったコネは見つからなかったようで、実力でのしあがった若き英才ということで終われば良かったのですが、思いもよらぬところから火の手は上がりました。アカデミズムにはびこる論文盗作の摘発者として名高い作家、コラムニストの方舟子氏が、周新市長が修士時代に発表した論文2本が盗作であると暴露したのです。まるまるパクったわけではないですが、一部分は「ほとんど一緒」と伝えられています。「学生が論文盗作なんて当たり前だろ」というフォローなのか皮肉なのかよくわからない援護射撃もあったようですが、「若き英才」という看板には大きな傷がついてしまいました。
さらにネットユーザーの追求は加速、ネット上の写真から「一箱120元(約1680円)の超高級タバコを吸っている」とか「農地視察の時に自分で傘を持たずお付きの者にささせていた」といったことまでが結構話題になっています。こうした噂は経緯もわからず信ぴょう性も怪しいだけに、さすがに挙げ足取りと言わざるを得ないでしょう。
さて、盗作問題について。周市長は優秀なことに雑誌論文を2本も発表していたことから盗作が発覚しましたが、公表されない卒業論文や修士論文をチェックすると大変なことになる官僚はごまんといるのではないでしょうか。日本と違って大学院の学位が重要な意味を持つ中国では、要職についた官僚が仕事と平行して修士、博士の学位を取っているケースが結構あります。激務の官僚職をやりながらまっとうな論文を書くのは相当難しいと思われますので、ついつい盗作してしまうケースは多そうです。もっともゴーストライターが優秀ならば盗作する必要はないかもしれませんけど。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
投票よろしくお願いいたします。
フレッシュな政治家の登場に中国市民も拍手喝采で迎えたかと思えば真逆の対応。なにか裏があるに違いないとネットではすぐに調査が開始されました。検索サイト・グーグルには「グーグルサジェスト」という機能があり他のユーザーの検索履歴から関連するワードを提示してくれますが、当時は「周森鋒」と検索すると、「背景」「父母」と表示されネットユーザーが必死でどんなコネがあるか検索していたことがうかがえます。
とりあえずそういったコネは見つからなかったようで、実力でのしあがった若き英才ということで終われば良かったのですが、思いもよらぬところから火の手は上がりました。アカデミズムにはびこる論文盗作の摘発者として名高い作家、コラムニストの方舟子氏が、周新市長が修士時代に発表した論文2本が盗作であると暴露したのです。まるまるパクったわけではないですが、一部分は「ほとんど一緒」と伝えられています。「学生が論文盗作なんて当たり前だろ」というフォローなのか皮肉なのかよくわからない援護射撃もあったようですが、「若き英才」という看板には大きな傷がついてしまいました。
さらにネットユーザーの追求は加速、ネット上の写真から「一箱120元(約1680円)の超高級タバコを吸っている」とか「農地視察の時に自分で傘を持たずお付きの者にささせていた」といったことまでが結構話題になっています。こうした噂は経緯もわからず信ぴょう性も怪しいだけに、さすがに挙げ足取りと言わざるを得ないでしょう。
さて、盗作問題について。周市長は優秀なことに雑誌論文を2本も発表していたことから盗作が発覚しましたが、公表されない卒業論文や修士論文をチェックすると大変なことになる官僚はごまんといるのではないでしょうか。日本と違って大学院の学位が重要な意味を持つ中国では、要職についた官僚が仕事と平行して修士、博士の学位を取っているケースが結構あります。激務の官僚職をやりながらまっとうな論文を書くのは相当難しいと思われますので、ついつい盗作してしまうケースは多そうです。もっともゴーストライターが優秀ならば盗作する必要はないかもしれませんけど。


↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
投票よろしくお願いいたします。