21世紀中国ニュース

とりあえず下の写真を見てください。

・マンション壁面に刻まれた甲骨文字のようなデザイン



・あんまり趣味がよくない気もするけど、これはこれでありなのかな……



・少なくとも真珠色の壁面には会わない気が……



・っておい！



というわけで、中国危険建築シリーズ（？！）の新ネタです。いや、まだ倒壊していませんが、ある意味それ以上に恐ろしいかも。壁面に走る甲骨文字のようなライン。これは亀裂を修復した跡だとか。亀裂やひびはマンションにつきものとはいえ、この数はありえないでしょう。


・亀裂どころか、なんか折れているし。



・もちろん鉄骨はなしです。



・室内もごらんのとおり



・柱もぽっきり



上記写真は広東省広州市の新築（！）マンション。まだ入居者にひきわたしもしていないぴかぴかの新築です。今月初頭にはネット掲示板で話題となっていました。どこかがきっちり報道するのを待って紹介しようと思っていましたが、中国メディアの報道はいまだ見当たらず。報道規制があるのか、それともガセネタなのでしょうか……。

なにか報道がないかとググっていたところ、上記マンション「広州金沙洲保利西子湾」は「限価房」（価格制限マンション）との情報が。価格制限マンションとは不動産高騰対策として打ち出された政策です。つまり政府から不動産ディベロッパーへの土地売却価格、不動産ディベロッパーから消費者への売却価格に一定の制限が課されている、低所得者用の安価なマンション。ただでさえ品質が気になる中国建築、建設費をけちってみたらこんな感じになりました、ということでしょうか。

この価格制限マンションですが今や大変な人気とのこと、同様の「甲骨文字マンション」がこれから大量出現するかもしれません。


　　　
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