ACLグループリーグ総括=中国クラブの異常な「内弁慶」力が明らかに
5月20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグが終了しました。今年から制度改革が実施され、日中韓はそれぞれ4チームずつの参加。すべてのグループリーグで東アジア3か国対抗戦が行われるという楽しい事態に。以前にも途中経過をお知らせしましたが、グループリーグ終了時点で興味深い結果が得られたのでご報告します。
日中韓のみの対戦成績を抜き出すと下表のとおりに。
1位・日本 9勝3敗4分
対中国 4勝1敗3分
ホーム 3勝0敗1分
アウェイ 1勝1敗2分
対韓国 5勝2敗1分
ホーム 3勝1敗0分
アウェイ 2勝1敗1分
2位・韓国 7勝7敗2分
対日本 2勝5敗1分
ホーム 1勝2敗1分
アウェイ 1勝3敗0分
対中国 5勝2敗1分
ホーム 4勝0敗0分
アウェイ 1勝2敗1分
3位 中国 3勝9敗4分
対日本 1勝4敗3分
ホーム 1勝1敗2分
アウェイ 0勝3敗1分
対韓国 2勝5敗1分
ホーム 2勝1敗1分
アウェイ 0勝4敗0分
日中韓のみの対戦成績を抜き出すと下表のとおりに。
1位・日本 9勝3敗4分
対中国 4勝1敗3分
ホーム 3勝0敗1分
アウェイ 1勝1敗2分
対韓国 5勝2敗1分
ホーム 3勝1敗0分
アウェイ 2勝1敗1分
2位・韓国 7勝7敗2分
対日本 2勝5敗1分
ホーム 1勝2敗1分
アウェイ 1勝3敗0分
対中国 5勝2敗1分
ホーム 4勝0敗0分
アウェイ 1勝2敗1分
3位 中国 3勝9敗4分
対日本 1勝4敗3分
ホーム 1勝1敗2分
アウェイ 0勝3敗1分
対韓国 2勝5敗1分
ホーム 2勝1敗1分
アウェイ 0勝4敗0分
なんといっても目につくのが中国クラブのホームとアウェイでの極端な成績差。ホームでは3勝2敗4分と勝ち越しているのに対し、アウェイでは0勝7敗1分と未勝利です。ちなみに日中韓以外のアウェー戦績もひどいもの。消化試合となった最終戦で天津がオーストラリアのセントラルコーストに勝利したものの、北京国安はニューカッスル・ジェッツに敗北。上海申花はシンガポールのアームド・フォーシーズに1対1の引き分け。山東魯能にいたってはインドネシアのスリウィジャヤに2対4で敗れています(ちなみにこの試合はグループリーグ最終戦。2点を先制した山東はグループリーグ突破がほぼ確定したかと思われたところから後半だけで4失点し、リーグ突破を逃しました)。
中国クラブは4チームすべてがグループリーグ敗退となったわけですが、この結果を見るとさもありなんというところ。アウェイでの実績では1勝9敗2分。圧倒的な弱さです。
一方でホームではまずまずの結果。2004年からのACL成績に目を通しましたが、日本クラブにホームで敗れたのは今年が初めて。韓国クラブにもホームでは圧倒的な勝率。アウェイではほぼ敗北という究極の「内弁慶」状態です。
中国の「内弁慶」力と比べると、日本対韓国はホーム・アウェイの差がそれほどではありません。日本クラブがACLで活躍しだした2007年以降はホーム・アウェイともに日本クラブが圧倒しています。「ホームではほぼ負けない。アウェイではほぼ勝てない」という中国のホーム成績は「異常」としかいいようがないかと。中国クラブのホーム戦ではラフプレーやホーム有利の判定が目立ちますが、結果からも裏付けられたと言えるのではないでしょうか。
というわけで、簡単なまとめを。
(1)「ホームではほぼ負けない。アウェイではほぼ勝てない」中国クラブの「内弁慶」力。
(2)日本の実力がぬきんでており、アウェイの韓国戦でも五分以上の戦績(2007年以降)。
(3)4チーム参加の有力国(日中韓)だが、日本>韓国>>>中国と実力差は明らか。
中国クラブは4チームすべてがグループリーグ敗退となったわけですが、この結果を見るとさもありなんというところ。アウェイでの実績では1勝9敗2分。圧倒的な弱さです。
一方でホームではまずまずの結果。2004年からのACL成績に目を通しましたが、日本クラブにホームで敗れたのは今年が初めて。韓国クラブにもホームでは圧倒的な勝率。アウェイではほぼ敗北という究極の「内弁慶」状態です。
中国の「内弁慶」力と比べると、日本対韓国はホーム・アウェイの差がそれほどではありません。日本クラブがACLで活躍しだした2007年以降はホーム・アウェイともに日本クラブが圧倒しています。「ホームではほぼ負けない。アウェイではほぼ勝てない」という中国のホーム成績は「異常」としかいいようがないかと。中国クラブのホーム戦ではラフプレーやホーム有利の判定が目立ちますが、結果からも裏付けられたと言えるのではないでしょうか。
というわけで、簡単なまとめを。
(1)「ホームではほぼ負けない。アウェイではほぼ勝てない」中国クラブの「内弁慶」力。
(2)日本の実力がぬきんでており、アウェイの韓国戦でも五分以上の戦績(2007年以降)。
(3)4チーム参加の有力国(日中韓)だが、日本>韓国>>>中国と実力差は明らか。