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<中国不思議建築>それってあり?!20階建てマンション、違法建築の上部だけ解体

 「楼高高」(高いビル)事件が話題となっている。

 問題となったのは湖北省武漢市の新築マンション。12階建てを建設する許可しか得られていなかったにもかかわらず、業者は20階建てのマンションを作ってしまった。こっそり増築というにはあまりにも大胆すぎる行為だが、建設業者は「注ぎ込んだ投資を少しでも早く回収したかった」と動機を話している。

・事件を伝えるニュース


 「作ってしまえば後はなんとかなる」というのが業者の考えだったのではと推測するが、行政の対応も驚きのもの。なんと13階から上を解体するよう命じた。上だけ壊すなどという器用なことができるのか、強度は保てるのか、なによりこのマンションに住みたがる住民はいるのか、気になってしょうがない。

 事件を伝える中国メディアには「なぜ20階まで建設を許したのか。途中で工事停止を命じられたはず」という論調が目立つ。業者と行政の癒着など工事停止を命じられなかった裏の事情が隠されている可能性もある。

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一体何が起こったの?「藪の中」の針刺し事件

シルクロード日誌 | 「針刺し事件」とは、いったい何か!

Twitter、@arcoismさんのポスト経由で知りましたが、思いっきり同意。「針刺し事件」ってよくわからないことだらけです。

8月中旬からウルムチ市の人込みが多い場所で、針で刺されるという事件が続発。エイズに感染する、有毒な化学物質で汚染された針だったなどのうわさが広がり、大問題になったという事件です。わたしは当初、たんなるデマじゃないのかと疑っていましたが、その後政府発表によると500人以上に被害、うち70人には傷跡もあったというので、なんらかの事件があったことは間違いなさそうです。

現地ウイグル族の人々の苦しい状況は承知しているつもりですが、復讐のために「通りすがりの人を針で刺す」、しかも毒物も使わず特に殺傷力がない方法を取るというのは、なかなか理解しがたいものがあります。

当局は針刺し事件を厳しく取り締まると発表、すでに20人(でしたっけ?)以上の容疑者をとらえ、うち3人には判決を下すという早業を見せています。そのうち1人は「恐怖をまきちらそうとした」罪、残る2人は「針で脅して現金を奪った」という罪になっています。

この手の事件では必ずといっていいほど、「三つの勢力」(テロ、分離、宗教過激主義勢力)が悪役とされるのですが、今回に限っては当局はスルーしています。ダライ・ラマ14世と並ぶ、中国最大の敵に祭り上げられたラビア・カーディル議長とのつながりについても触れられないなど、不思議なことばかり。

一体、何が起きたのか。そして当局はそれをどう処理したのか。気になって仕方がありませんが、恐らく全ては藪の中となってしまうのでしょうね。


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<ウルムチ情勢>死者5人、注射針テロに抗議の漢民族デモを当局が鎮圧

昨日もお伝えした新疆ウイグル自治区ウルムチ市の注射針テロ事件とその抗議デモの余波が拡大しています。正直、中国共産党にとっては7月5日のウルムチ騒乱以上に悩ましい状況と言えるかもしれません。

ウルムチ市では注射針事件を受け、治安を守れと訴える漢民族のデモが激化、4日には警官隊と対峙して催涙弾が発砲される事態にまでエスカレートしました。4日夜付けの新華社英語版によると、5人が死亡、14人が負傷する騒ぎになっているとのこと。(追記:時事通信も報道。「死者のうち2人は一般市民」って残る3人は?)

またデモを取材していた香港テレビ局のスタッフが人民警察に暴行、拘束されたとも報じられています(時事通信)。大陸メディアの報道もちらほらとは出てきましたが、数は少なく厳しい報道規制がしかれていることがうかがえます。

・催涙弾発射などを伝えるニュース



ウルムチ騒乱で特徴的だったのは比較的早い段階で外国メディアを現地に入れ、かなり自由な取材を行わせていたこと。今回、当局の姿勢はがらっと変わっており、緊張感が高まっていることがうかがえます。

その原因はおそらく漢民族の批判が当局にも向けられている点にあります。王楽泉・共産党新疆ウイグル自治区委員会書記は1995年から14年間にわたり自治区トップの座に君臨していますが、漢民族抗議者の批判は王書記に集中、辞任を求めています。3日には王書記自ら「違法分子は取り締まる」とデモ参加者に呼びかけましたが、ペットボトルを投げつけられたのだとか。

日本国憲法第21条では「集会の自由」が保証されています。近代国家ならばどこでもある条文だと思うのですが、なんでわざわざこんなことが明文化されているかというと、基本的に「人が集まる」ということは統治権力にとって危険なことだからです。人が集まって、しかもなんかノリノリになってしまえば、いつ矛先が支配権力に向くかわからないため、前近代では「集会の禁止」はかなり一般的な法律であり、中国の律(刑法)でも禁止されていました。

2005年の反日デモも当初は「バス送迎されるデモ隊」などからも明らかだったように当局肝いりのものだったと伝えられていますが、あまりの盛り上がりっぷりに当局は一転、沈静化へと向かうことになりました。今回の漢民族抗議デモでも当初は「違法な独立勢力への一般市民の怒りを海外メディアにさらすチャンス」と思っていたのかもしれませんが、もはやとても海外に流してなどいられなくなってしまったというところではないでしょうか。

もはや漢民族とウイグル族の対立ではなく、漢民族・ウイグル族・当局の三つどもえという難しい局面となりつつあります。どこらへんに着地するのかさっぱりわからない情勢。これ以上、惨いことが起きないよう祈るばかりです。


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病原菌汚染の注射針でテロ=新疆の緊張再び

ウルムチ騒乱からほぼ2か月、再び新疆ウイグル自治区の緊張が高まっています。

新華社によると、「中国国営新華社通信によると、新疆ウイグル自治区で3日、注射針を使って人を刺したとして15人が身柄を拘束され、うち4人が訴追された。住民の話では、この事件を発端としてウルムチ市内で大規模な抗議デモが起きている。」とのこと。(CNN.co.jp:病原菌汚染の針で刺傷? 新疆で15人逮捕、数千人抗議)。

新華社発表がある前からTwitterではこのうわさが流れていました。その内容はというと、

・注射針を使ったウイグル族がぼこぼこにされた。
・注射器にはエイズ患者の血液が入っている。
・いや、入っていたのはウイルス。
・使用されたのは普通の注射器ではなく、遠距離射撃可能なタイプ
・これまでに400人以上が被害に

などなど。さすがにガセネタだろうと放置していました。

しかし新華社発表まであり、大規模な抗議でもまで起きたとなると、そうも言えない状況です。ちなみに新華社報道は英文版のみ。大陸メディアは一切報じていません。ゆえに情報の少なさから、激しい混乱が生じているもよう。

なおRFIの報道では被害者には漢民族以外にウイグル族、さらには回族やモンゴル族まで含まれているとのこと。本当に事件があったとしても(まだどうも信じられない気持ちが強いのですが)、「ウイグル族による報復テロ」という見方が果たして正しいのかについては留保する必要がありそうです。

ただ民族問題がさらに激化へと向かっていることだけは間違いない事実です。そればかりか、前述のRFIの報道によると、抗議デモは「(中国共産党新疆ウイグル自治区委員会書記である)王楽泉を打倒せよ!」と漢民族を守れない弱腰の政府を批判する方向へと発展しているもよう。中国政府にとっては最悪の方向に向かっていると言えます。

8月末には胡錦濤国家主席が新疆ウイグル自治区を訪問し、問題終息をアピールしましたが、いやいやとてもこれだけでは終わらない情勢です。


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これぞスーパーハッカー?!警察データベースを書き換え偽造ナンバープレートを製造

ニセモノ大国として名を馳せる中国、ありとあらゆるニセモノが作られているといっても過言ではないですが、今回取り上げるのはナンバープレートのニセモノ。しかも公安の管理データベースを書き換え、チェックされてもぼろがでないというすごすぎる一品です。いったいどんなスーパーハッカーが公安のコンピューターシステムをハッキングしたのでしょうか。

事件を伝えたのは8月25日付重慶晩報。事件発覚の糸口となったのは昨年11月のこと。湖北省仙桃市警察は不振なナンバープレートをつけた高級車2台を発見した。問題のナンバープレートは市警察のデータベースには登録されていない。ところが全国公安管理情報システムには正規のナンバープレートとしてしっかり登録されていたのだ。

調べを進めると、同様に地方で登録はされていないが、全国公安管理情報システムには登録されているナンバープレートが126台分見つかった。いずれもアウディやレクサスなどの高級車だったという。公安のデータベースを書き換えることでチェックされてもぼろがでない完璧な偽造ナンバープレートを作り出すという手法だったが、いったいどのようにしてハッキングしたのだろうか。

ついに黒幕が判明したのは今年3月のこと、ハッキングを行っていたのは今年30歳となるエンジニア・付強だった。ソフトウェア開発に秀でた才能を持つ付強はかつて湖北省公安庁科技処金盾弁公室で、同省交通警察の情報管理プログラム開発を担当していた。仕事を辞めた後も自由にシステムを改変できる「スーパーアドミン」権限を保有していたため、自由にデータベースを書き換えることが可能だった。

以上が事件の概要です。ちなみに偽造ナンバープレートをつけていたのはいずれも密輸入車。高級車を買える身分の人がナンバープレートの入手に困るとも思えないので、関税逃れが目的だったのではないでしょうか。

どんなスーパーハッカーなのかとわくわくしながら記事を読んでいたのですが、なんと仕事を辞めた開発者にアドミン権限を与えっぱなしという呆れるしかない失敗というオチに。日本だったらお役所のミスということで批判の嵐だと思いますが、重慶晩報はそのあたりをスルーしています。

中国政府の電子化への熱意は凄まじいばかりで、一部では日本以上に進んでいるのではないかとも思うのですが、こういう人的ミスはかなり致命的。今回は地方のデータベースと統合されていなかったために問題が発覚しましたが、もっとシステムが進化していればまさしく完全犯罪になっていたんじゃないかと思います。新技術に追いつく管理手法を身に着けないと大変なことになりそうです。


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