<続報>地震もないのにマンション倒壊=「手抜き工事」との意見が大多数


先日お伝えした上海市のマンション倒壊事故が話題となっています。倒壊したのは上海市蓮花南路に位置する「蓮花河畔景苑」。 手抜き工事ではないかとの不安も広がるなか、上海市の韓正市長は同マンションの販売一時停止及び原因の徹底究明を命じました。
原因が一番気になるところですが、昨年の四川大地震では「おから工程」と呼ばれる手抜き工事が問題となっただけに、今回もそうなのではと思ってしまうところ。中国のネット掲示板でも「手抜き工事だろ」「おから工程、また来た」「1平米あたり1万6000元(約22万円)と報じられているけど安すぎだろう。長持ちするマンションなら4万元は出さないと。」「いや倒れても本体が壊れていないんだからたいしたもの。2万元の価値はあるな」「絶対手抜き。全国のマンションを徹底検査するべき」などと議論されています。
特に注目を集めているのが基礎部分。写真を見る限り13階建てのマンションを支えるのにはあまりにも浅い様子ですし、根元からぽっきり折れたような異常な倒れ方をしているのが目につきます。
27日付の新聞晩報によると、「蓮花河畔景苑」には629戸がありこれまでに489戸が販売されたとのこと。引き渡しは来年5月の予定です。同マンションには計7棟がありますが、倒壊しなかった棟の購入者も安全性に不安を抱いているとのこと。27日付財経網は「きっとっわたしたちの棟も安全ではないでしょう。誰も住みたくないですよ」との購入者の声を伝えています。またすでに複数の購入者がキャンセルと賠償を求めているそうです。


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ありえない?!地震もないのにマンションが突如倒壊―上海市


昨年の四川大地震では多くの小学校が倒壊しました。原因と見られているのが「おから工程」と呼ばれる手抜き工事。ほとんど鉄筋が使われていない建築物もあったという地震国・日本に住んでいる身には信じられないような情報もありました。
ところが本日、上海市で発生した事故はある意味四川大地震以上に恐ろしいもの。地震など何の災害もなかったにもかかわらず、建設中のマンションが倒壊しました。原因については今後の究明が待たれますが、もし手抜き工事だと発覚した場合には他のマンションの安全性などきわめて大きな問題に発展する可能性もあります。以下は事故を伝えるニュースをまとめたもの。
2009年6月27日、上海市閔行区で建設中の13階建てマンションが突然倒壊、作業員1人が死亡した。
倒壊したマンションは閔行区の「蓮花河畔景苑」。付近の住民によると、早朝6時ごろ雷のような大きな音がしたという。外に出ると雨のなか、大きな土煙が上っているのが見えたと話している。
蓮花河畔景苑では前日26日にも長さ83メートルもの洪水対策用の壁が倒壊する事故が起きている。壁を管理する水務部門はマンション工事現場から掘り出された土砂が原因との見方を示したが、施行会社は否定した。同地には同型のマンション7棟があり、現在住民は避難している。
・事故を伝えるニュース


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