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日本に中国語の注意書きが増えている?中国人の過剰な自意識

 21日、レコードチャイナは記事「日本の街中に増える中国語の注意書き=細かすぎ!日本に嫌気さす人も―中国」を掲載しました。「2009年6月、日本では中国人旅行客招致が盛り上がりを見せている。これを受けて街中には中国語の注意書きが増えているが、あまりの細かさに嫌気がさす中国人も多い」という内容。

 元記事はブログ「抗日の発見」の「わたしが日本で撮影した中国人に対する注意書き」です。ポータルサイト・捜狐の推薦記事に選ばれたこともあり、中国でもそれなりの注目を集めています。同ブログには多くのコメントがついていますが、感情的な反発よりもブログの意見に納得し中国人もマナー向上を計らなければという意見が目立ちます。

 それもそのはず。「日本で見た中国語注意書き」自体は新ネタともいえますが、「海外で直面した中国人のマナー不足」というのもはここ数年繰り返されてる話題です。レコードチャイナもこれまで「外国で悪評の中国人観光客のマナー、原因は貧しかった時代の後遺症―中国ブログ」「外交式典ぶちこわし、中国人の「恥ずかしい」マナー違反―米華字紙」「中国人観光客=「マナー無視」「格安ツーリスト」とはもう言わせない!」といった関連する記事を掲載しています。そもそも中国政府自体が、中国人海外旅行客の評判の悪さを問題視し、マナー向上を呼びかけるといった事態になっています。

 ところで素朴な疑問は「同ブログが取り上げているような注意書きは中国にはないの?」という点。むしろ日本以上にしっかりあるのではないでしょうか。そもそも日本人と違って空気を読むという文化があまりないだけにちゃんと明文化しなければ誰も守ってくれません。

 結局、注意書きがあるのは日中変わらず。違うのは外国人の比率が多い日本では外国語併記してあるケースが多いというだけの気がします。日本では日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で書いてある注意書きも珍しいないのでは?一方、中国だと外国語併記はほとんどなし。中国語の下にアルファベットが書いてある場合でも英語ではなくて中国語の発音だったりします。

 実際、中国人のマナーや文化の違いが衝突する例も多いわけですが(中国人研修生を雇ったわたしの親戚は「ゴミ出しでトラブルになることが多いとぼやいていました)、それ以上にわたしが気になるのは過剰ともいえる自意識。「世界に、海外の人にどう見られているんだろう?」ということを異常に気にしているように思います。

 旅行や留学、仕事で外国に行く人の数が増えたこと、インターネットの発展でそうした問題が広く知られるようになったことが背景にあるのでしょうが、そうした過剰な自意識はともすれば昨年五輪前のような「世界中が中国を敵視している」という怒りとか、あるいは「中国は世界のモデルになった」というような浮かれた盛り上がりにつながっているのではないでしょうか?

 まあ日本人も「外国人が見た日本」ネタが結構好きなので他国のことを言う立場にはないのかもしれませんが、成熟させるべきはマナーだけではないということじゃないか、と。



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