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病原菌汚染の注射針でテロ=新疆の緊張再び

ウルムチ騒乱からほぼ2か月、再び新疆ウイグル自治区の緊張が高まっています。

新華社によると、「中国国営新華社通信によると、新疆ウイグル自治区で3日、注射針を使って人を刺したとして15人が身柄を拘束され、うち4人が訴追された。住民の話では、この事件を発端としてウルムチ市内で大規模な抗議デモが起きている。」とのこと。(CNN.co.jp:病原菌汚染の針で刺傷? 新疆で15人逮捕、数千人抗議)。

新華社発表がある前からTwitterではこのうわさが流れていました。その内容はというと、

・注射針を使ったウイグル族がぼこぼこにされた。
・注射器にはエイズ患者の血液が入っている。
・いや、入っていたのはウイルス。
・使用されたのは普通の注射器ではなく、遠距離射撃可能なタイプ
・これまでに400人以上が被害に

などなど。さすがにガセネタだろうと放置していました。

しかし新華社発表まであり、大規模な抗議でもまで起きたとなると、そうも言えない状況です。ちなみに新華社報道は英文版のみ。大陸メディアは一切報じていません。ゆえに情報の少なさから、激しい混乱が生じているもよう。

なおRFIの報道では被害者には漢民族以外にウイグル族、さらには回族やモンゴル族まで含まれているとのこと。本当に事件があったとしても(まだどうも信じられない気持ちが強いのですが)、「ウイグル族による報復テロ」という見方が果たして正しいのかについては留保する必要がありそうです。

ただ民族問題がさらに激化へと向かっていることだけは間違いない事実です。そればかりか、前述のRFIの報道によると、抗議デモは「(中国共産党新疆ウイグル自治区委員会書記である)王楽泉を打倒せよ!」と漢民族を守れない弱腰の政府を批判する方向へと発展しているもよう。中国政府にとっては最悪の方向に向かっていると言えます。

8月末には胡錦濤国家主席が新疆ウイグル自治区を訪問し、問題終息をアピールしましたが、いやいやとてもこれだけでは終わらない情勢です。


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