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中国経済の怪しげな回復=需要低迷は変わらず

 米国をはじめ各国で株価が反転基調となり景気回復の期待が高まっていますが、なかでも中国はその牽引車としての活躍を期待されている存在。ただし以前から本ブログでも主張しているとおり、その回復には危うさが見え隠れしています。

物价降幅为何有所加深_新华网(物価下落はなぜ加速しているのか 新華社)
 4月の消費者物価指数(CPI)が前月比0.3ポイント減のマイナス1.5%、生産者物価指数(PPI)が0.6ポイント減のマイナス6.6%とデフレ基調が鮮明になっています。比較対象の昨年が激しいインフレが続いていた反動との見方もありますが、足元の需要が厳しいのは事実。

 頼みの外需も厳しい状態です。
中国輸出が予想以上の落ち込み、景気回復の先行きに疑問 ニューズウィーク日本版中国の輸出、6カ月連続減少  asahi.com

 では何が景気回復の下支えになっているのかよく分かるのが下の記事。
<中華経済>1-4月都市部固定資産投資は30%増、増加ピッチ上がる―中国(Record China)
中国:新規貸出額 4月は5918億元 [サーチナ]
 どちらも政府の介入の影響が大きく、「社会主義」の面目躍如といった感があります。特に銀行貸出は予測を上回る水準で推移してきたため、4月は引き締めるのではとの観測も上がっていましたが、相変わらずの拡大ぶり。

 ただこうした政府主導の対策が本当に景気回復につながるのか、疑問の声も。
中国、景気回復への道:量的拡大から質的向上へ 2009/05/14(木) 10:56:14 [サーチナ]
 同記事は「仮に、その刺激策がインフラの重複建設や過剰生産を生み出すことになれば、需要はあくまでも一時的なものに過ぎず、本格的な需要拡大にはつながらないばかりか、過剰生産はますます深刻になるだろう」と警鐘を鳴らしています。

 結局は需要が拡大するや否やがポイントとなります。小型車減税の効果(といわれていますが…)による自動車販売の好調や消費券といった試みも行われていますが、まだまだ不安感漂う怪しい状態が続きそうです。

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