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「日本ブランド」の威力健在=大手メーカーの磁気健康グッズが馬鹿売れ―中国

chris dingさんのTwitter(http://twitter.com/omowaku)で紹介されていた、6月12日付産経新聞「【中国流行事情】日本製磁気ネックレスがヒットした理由」について取り上げます。

内容はというと、日本に来る中国人旅行者に磁気ネックレスが売れている、売れ筋ブランドは「古蘭図騰」(Colantotte、コラントッテ)と「法藤」(phiten、ファイテン)というお話。たぶん広まったのはここ数年で、ちょうど自分が中国にいた時期です。いきなり中国人の友達に「ファイテンってどうよ?疲れがとれるの?」と聞かれた時にはびっくりしました。日系デパートに専門店がオープンし、結構いいお値段の商品がよく売れていたみたいです。どうせ買うなら日本で買いたい、と人気おみやげ商品になっているということでしょうか。

記事で売れる理由として挙げられているのは以下の4点。
・変化が激しい中国のストレス社会
・ファッション性
・若い女性を最初のターゲットにして口コミで広めたマーケティング
・漢方(中国医学)でも磁石を使った治療を行うため、なじみやすかった

すごく大事なことが抜けていると思うのは、「日本というブランド力」。深夜の怪しげな通販では「米国の~~研究所が開発」とか、「スイスの~~テクノロジーが」みたいな宣伝文句が多いですよね。中国だと「日本の~~博士が」のように、日本製と打ち出されていることが多いです。コラントッテもファイテンも間違いなく日本企業の製品であり、かつCMをばんばん出している大手企業ということで安心感があるのではないでしょうか。中国には山のように、「エセ日本企業」(本当は中国企業)があるので。。。

それにしても中国人が「ファイテンのネックレス、金本モデルください」とか言っているのを想像するとかなり面白いような。野球のルール知っている人の数よりも金本の名前知っている人のほうが多いかもしれないですね。


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